ムーンナイトミルクの力は把握済み

腹減ったぁ。「同じく。もー三日間、ロクな食べ物口にせず、水とパンばっか。うちら、日干しされるんか…?」ならへんわ、ムーンナイトミルク。これを見ろ!

「いや、ただの美容品だけど」美味そう、思わん?「ちょ、美貴ちゃん。まさか…食べるわけ?」背に腹は云々!人間、本気になれば、草も食える。違う?

「色々違う気がすっぞ。つーか、どう考えても変、絶対駄目。ムーンナイトミルクは、お肌をスーッとのばし、浸透、調子を最高な気分へ昇華させる、最高なアイテム!間違った使い方は、絶対駄目」

ちょ、何故急に説明を?売り込む気?そりゃ私も、ムーンナイトミルクの特徴、使い方は充分把握済みよ。けど!「けど?」腹ペコでくたばるよりマシさ。

「む、そりゃ。ムーンナイトミルクで、とびっきりの美を作り、ナンパ開始」え?「それで男の人に、貢いでもらう!」

ちょ、私より発想が狂っとるよ!絶対そんな事はありません。「急に真面目ぶるな、もー!」とにかく空腹。飯食いてぇ…。